コウノメソッド(ウィンタミンとフェルガード)を行うまで、
前頭側頭型認知症(ピック病)の患者(母)の過度の買い物、ゴミ屋敷化に悩まされた。
ただ、一番悩まされたのは、突然の激怒だった。
配偶者(父)は、一番の攻撃対象だった。
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患者(母)の状態が酷かった頃、
一番の攻撃対象は、配偶者(父)だった。
子どもの前では、患者(母)は猫をかぶるので、
配偶者(父)は「誰かに話しても判ってもらえない」と絶望していた。
離婚届を取りに行ったこともあったが、
患者(母)だけでは、自立生活ができず、子供達のことを考えて思い止まったそうだ。
それでも度重なる患者(母)からの攻撃に、
「例えば包丁を持っているときに、患者(母)から嫌がらせ攻撃を受けたら、
カッとなって事件を起こすんじゃないかと心配していた」とのこと。
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それを裏付ける話。
患者(母)の状態が酷かった頃、
姉は、年に数回会う年上の友人に相談していた。
相談といっても、専門家ではないので、ご飯食べて話を聞いてもらっていた。
コウノメソッド後に、患者(母)の情緒は安定した。
姉は、その友人に、1年ぶりにご飯を食べなから、
「母の情緒が安定した。父と穏やかに暮らせるようになった」と話した。
その友人は驚き、こう言った。
「去年会ったとき、
『お父さんがお母さんを、殺してしまうんじゃないか』
と心配していたのに、随分、変わったんだね。」
・1年前 :「父が母を殺すのではないか」と心配するほど
・コウノメソッド後:「穏やかに暮らす」
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