コウノメソッドの体験談を効率良く参照されたい方は、「目次(時系列に読む)」で「全22話」を順に読むことをお勧めします。「余談」は飛ばして結構です。

2019年8月4日

(余談)コウノメソッドにより穏やかになった患者(母)は過去をどう思っているのか

2019年8月11日更新

コウノメソッド(ウィンタミン+フェルガード)で、
患者(母)は穏やかになり、家族と過ごせるようになった。

それまでの患者(母)は、20年くらい前から、
怒りやすく、理不尽で、独り言が多く、一緒に過ごしにくい人だった。
また、過剰な買い物をし、不要なものを貰ってきて、家はゴミ屋敷に向かっていた。
無駄な買い物のせいで、経済的に困窮し、部活や進学に支障が出た。
我が家に訪ねてくる友人は皆無だった。

私が10歳くらいから、そんな性格だった。
そのため、私の幼少期に、母に関する悲しい思い出が多い。
同じく、5歳違いの姉も、母に関する悲しい思い出が多い。

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今まで、患者(母)の異常な記憶力のため、家の物を捨てられなかった。
(物の存在と配置を記憶していおり、変わっていると気づく)

コウノメソッド(ウィンタミン+フェルガード)で、
3ヶ月で、患者(母)は穏やかになった。

母「部屋を片付けなさい」
母「余計なものを捨てなさい」

この変貌ぶり。家族がついていけいない。

笑えないのは、コウノメソッド前、過剰な買い物グセのために、
父の退職金をかなり使ってしまったことだ。
(幸いに、借金はない。年金で暮らせている)

「患者(母)本人は、
 過去に他人を攻撃していたことや、
 過去に過度の無駄遣したことを、
 どう思っているのだろう?」

私と姉は、つくづく思った。悔しいし、腹立たしいのだ。
一方、配偶者の父は、「いいんだ」としか言わない。
長年にわたり父がされた仕打ちも、無駄遣いされた父の退職金も、「いいんだ」と。

やがて、
父が「いいんだ」なら、子どもたちも、「いいんだ」と思えるようになった。

子どもたちは、「患者(母)は、夫を選ぶ目だけは確かだった」と笑った。