2019年8月9日更新
前頭側頭型認知症(ピック病)の患者(母)に対して
コウノメソッドにより(ウィンタミンとフェルガード)を行い、
行動が穏やかになり、家族と過ごせるようになった。
生活が落ち着いた。
私は結婚した。
妻に、患者(母)のことは、話した。
その頃、本当に「普通」の状態だったので、
私も、妻も、気にしなかった。
妻も同世代で、親の介護が必要だった。
義母が要介護(ときどき車椅子)、義父が要支援。
義父が義母を介護している老老介護だった。
両方の親の3/4(75%)が介護や認知症だった。
・義母(要介護、ときどき車椅子)
・義父(要支援)
・実母(認知症のピック病) ※患者(母)
・実父(無事。再雇用で働く)
このとき、患者(母)が穏やかで手がかからない状態で本当に良かった。
患者(母)がピック病の激しい問題行動のままだったら、
義母と義父の介護はできなかったと思う。
それ以前に、結婚もしていなかったと思う。
結婚に先立ち、車椅子に対応した車(NBOX)を購入した。
結婚生活の準備は、冷蔵庫よりも先に、介護用品だった。
結婚後、妻は仕事を辞め、義母と義父の介護に時間を割いた。
新婚生活と、介護生活を同時に進めた。
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(第20話/全22話)結婚式
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