コウノメソッドの体験談を効率良く参照されたい方は、「目次(時系列に読む)」で「全22話」を順に読むことをお勧めします。「余談」は飛ばして結構です。

2019年7月3日

(第05話/全22話)医師により認知症へのアプローチは異なった

2019年8月7日更新

2012年末から2013年初にかけて、患者(母)の認知症を疑い、患者(母)を受診させた。
病院(医師)により認知症へのアプローチが異なった

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はじめに「物忘れ外来」医師Aを受診した。
患者(母)に「健康診断」という名目で受診させた。
(そうしないと受診しないので)

医師Aは、健康診断を装いながら、問診等を行った。
そして、次のように、私に説明した。

 (1) 患者(母)は認知症です。


 (2) 家族が患者(母)に、認知症で通院することを納得させて、病院に来てください。
    健康診断を装っていては、今後の検査と治療ができません。

 (3) 患者(母)の前で、患者(母)の問題行動を、医者に伝えてください。
   例えば、「独り言で困っている」「嫉妬妄想で困っている」など。

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次に「認知症の家族の会」紹介で、医師Bを受診した。
医師Bの説明は、次のとおりだった。

 (1) 患者(母)は認知症です。

 (2) 認知症の場合、患者は認知症を認めず自分で通院することは困難です。
    家族で何か作戦を練ってください

 (3) 患者(母)との生活を考えて、穏やかに過ごせることを目指してください
   (患者(母)の問題行動を槍玉にあげるようなことは控えてください)

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家族は、医師A医師Bとの違いに驚いた。
この経験から、家族は、「認知症へのアプローチは色々ある」ということを知った
このあとコウノメソッドを知るのだが、
当時は無名であったコウノメソッドを受け入れられた一因に、
この「認知症へのアプローチは色々ある」という経験があった。

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 (第06話/全22話)コウノメソッドを知り書籍と掲示板で勉強した