2019年8月10日更新
2011年頃から、
前頭側頭型認知症(ピック病)の患者(母)の行動は、酷かった。
私(患者の息子)は、患者(母)と、同居ではなかった。
言い訳だが、同居でないため、事の重大さに気づくのが遅れた。
一方、姉(患者の娘)は同居であり、
患者(母)の異変に、早い段階で気づいた。
2012年末に、姉から、私に相談があった。
「怒りっぽくなるというのは、認知症みたい」
私は、事の重大さが判らなかった。
「昔からそういう性格だよ」と笑い飛ばしてしまった。
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2013年1月のある夜、遠方に住む姉から夜中に電話がきた。
「お母さんが、暴れてる。」
「お父さんが、お母さんに、○○した」(○○は書けない)
「どうしたら良いか、、、わからない(泣き声)」
夜中に遠方の家族から泣きながら電話がきた。
暴れる母、我慢しきれない父、泣きながら止める姉。
想像して、何とも言えない。
この出来事は、事の重大さを、私に認識させた。
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コウノメソッド後、患者(母)は穏やかになった。
それでも、2013年と2014年は、私も姉も、ビクビクしながら過ごした。
大きな物音がするたび、患者(母)が怒り出したかと、ビクついた。
2015年頃から、喉元過ぎて、話題にも出なくなった。日常に戻った。
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