コウノメソッド(ウィンタミンとフェルガード)を行うまで、
前頭側頭型認知症(ピック病)の患者(母)の過度の買い物、ゴミ屋敷化に悩まされた。
ゴミ屋敷化の思い出。
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過度に買い物をするうえに、
親戚などがいらないと言ったものを貰ってくるので、
家は物で溢れるようになった。
患者(母)と配偶者(父)と娘の3人家族なのに、物がたくさん。
冷蔵庫が3つ。2つは電源オンで、1つは予備。
(冷蔵庫の中身の食材は、冷凍されているものは、何年前の物か判らない)
電子レンジが3つ。1つが使用中で、2つは予備。
旅行に行かないのに、スーツケースが3〜4つ。
膨大な食器。お客様なんて20年以上来た事ないのに、来客用と言い張る。
靴が30足以上で、25足くらいは箱に入ったまま。
服が溢れかえり、置くところがなく、積み重なっている。
いろいろな物があり、掃除できず、雑然とするうえに、不潔。
家族が処分しようとすると、患者(母)が激怒。
患者(母)が不在の時に、処分しようとしても、
患者(母)は病的な記憶力で全てのものを覚えており、
物がなくなると、気づいて激怒。
激怒する患者(母)に関わりたくないので、家族は放置。
結果、物が増え、ゴミ屋敷化。
間の悪いことに、家が雨漏りし始めるが、
過度の買い物のせいで修繕費を出せず。
いろいろな順番が違う!
テレビでゴミ屋敷を見ると気が滅入るように、
我が家も気が滅入る状態だった。
なお、ある医師から
「ゴミ屋敷の住人と、前頭側頭型認知症の関係」
を指摘されたことがある
(ブログなので控えめな表現にした。本当はそのものスバリの指摘だった。)
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コウノメソッド(ウィンタミンとフェルガード)ののち、
患者(母)は、自分で物を捨て始めた。
家族もそれに乗っかって30年来のウップンを晴らすように捨てた。
冷蔵庫、電子レンジは1つになった。
服を捨てて、結果、タンスも捨てた。
食器を捨てて、結果、食器棚も捨てた。
庭を手入れして、ボサボサの木は、切った(極端)。
無駄な買い物がなくなり、少しずつお金をためることができ、
家の外壁を直した。雨漏りも直った。
患者(母)は、別人のようになった。
住む人が別人になったので、家も別家になった。
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