コウノメソッドの体験談を効率良く参照されたい方は、「目次(時系列に読む)」で「全22話」を順に読むことをお勧めします。「余談」は飛ばして結構です。

2019年8月19日

(余談)過度の買い物 笑える話

コウノメソッド(ウィンタミンとフェルガード)を行うまで、
前頭側頭型認知症(ピック病)の患者(母)の過度の買い物ゴミ屋敷化に悩まされた。

過度の買い物の思い出。笑える話。

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思い返すと、患者(母)は、昔から無計画に買い物をする人だった。
ただ、2011年頃までは、生活でき、家族が我慢できるレベルだった。
病気か、病気じゃないかの判断は、生活できるか否かです」と言われたことがあるが、
本当にそのとおりだと思う。

2011年頃になると、患者(母61歳)の買い物は、
病的な買い物になり、家族は笑えなかった。
「認知症になると、元々の性格が極端になる」と聞いたことがあるが、
本当にそのとおりだと思う。

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さて、2005年のある日(まだ家族が笑えるころ)、
患者(母)が、大型ショッピングセンターで買い物をしていた。
ペットコーナーで、
大きくなった売れ残りの犬(キャバリア)を見た。

患者(母)は、父に電話した。
「犬いるけど、飼ってもいいかな?」

父がペットコーナーに迎えに行くと、
「売約済み」の札が既にあった。

既に購入済みでした。相談の意味ない。

このキャバリア犬、レオ君は、我が家の癒しとして大活躍した。

残念ながら「動物を飼うと、認知症の症状が改善される」云々の効果はなく(笑)、
認知症の患者(母)は犬に激怒していた。

しかし、父が家から抜け出す口実(犬の散歩)や、
患者(母)との緩衝材になってくれた。

2019年8月現在、老犬となり、立つこともできないが、
オムツをして、父と患者(母)に介護されている。


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